アメリカ中間選挙後のドル円相場予測と米国債投資を考える

さて、今年最大の注目といっても過言じゃないくらいのビックイベント、アメリカの中間選挙まであと1週間に迫ってきました。

中間選挙に関連する市場の動きとして、先月10日、これまで好調だったニューヨーク株式市場は9年ぶりといわれるほどの下落幅で暴落し、その後持ち直したものの、また下落と不安定な市場を繰り返しました。
そして、そのあおりを受ける形で日本の株式市場も大幅な下落を見せました。

この株価の下落については、お互いに応酬合戦となっている米中貿易戦争への懸念と、9月末に発表されたFRB(米連邦準備理事会)による利上げから投資が株式から債券に流れるためのものという2つの理由がささやかれています。

こうした株価の大きな動きも、トランプ大統領が絡んでいますから、中間選挙の結果によっては、さらなる大きな株式市場の動きがある可能性もあります。

こうして株式市場は、不安定な様相なのですが、一方、為替市場はというと、引き続きドルは堅調、ドル円も大きく動きがない状態です。この中間選挙の結果によって、ドル円の暴落もしくは、急激な値上がりなどはあるのでしょうか。

今回は、中間選挙の見通しから、ドル円の次の動きを予想していきます。

一番可能性が高いのは上院・下院ねじれ議会→一時的に円高へ

メディア等では、反トランプ派の意見も強いように感じますが、依然として一部アメリカ国民から絶大な人気を誇っているトランプ大統領。

アメリカ人の中でも、トランプ大統領を好きか嫌いかがはっきり別れていて、国内でもトランプ派vs反トランプ派の対立が進んでいる印象です。

事前の世論調査では、上院は共和党が優勢、下院は民主党が優勢に選挙結果がでるのではないかと言われいて、日本でも一時期あったねじれ議会が誕生する可能性が高くなっています。

議会が上院・下院で意見がバラバラになってしまうと、結果、政権運営が難しくなりますから、ねじれ議会の選挙結果が出ると、一時的には、ドルが下落し、円高方向に動くのではないかという予想をする有識者が多いようです。

ただし、それも一時的というのが大方の予測。

中間選挙で共和党が下院で負けるのではというのは、かなり前からすでに予想として言われていることです。一時は、やっぱり勝てるかもなんて話もありましたが、すでに多くの人が議会がねじれるであろうことを予測して、為替を見ているのです。

そのため、むしろ共和党が下院で勝ったとなったほうが、驚きとともにドルの上昇は進むでしょうが、その可能性は少ないと見られています。

中間選挙の結果よりも米債金利の上昇でドル高!

アメリカ中間選挙結果は、すでに市場は大方の予測をして動いているため、大きなサプライズがない限り、そこまでのドル円相場への大きな影響をもたらさなさそうですが、それ以上に、大きな動きを呼びそうなのが、金利の上昇です。

中間選挙の結果がどうなったとしても、金利は上昇すると囁かれていますから、これにより、結果ドルは上昇するのは間違いないでしょう。
つまり、アメリカ中間選挙を挟んで、長期的なドル円相場は、上がる可能性が高いです。
そして、金利上昇が進めば、株式市場からお金が国債に移っていく可能性が高いため、株式市場は下落していくかもしれません。アメリカの株式市場と日本の株式市場は写し鏡と言われるくらい連動して動いていますから、中間選挙後に、また日本の株式市場も下落する可能性がありますね。

金利上昇なら米国債に投資するタイミング?

金利が上がれば、債券価格は下がりますから、さらなる金利上昇があるならばと、米国債への投資を考えている方も多いのではないでしょうか。

これまで、アメリカは長く低金利政策をとってきたため、当然債券価格は高く維持されていました。
しかし、トランプ大統領の政策がインフレを招くようなものばかりであるため、FRB(米連邦準備理事会)による利上げがここ最近連続で発表されています。

またさらなる利上げがあるなら、そのタイミングで米国債購入を考えたくなるかもしれませんが、金利上昇中に米国債へ投資するのは、控えた方が無難です。金利が上がり切る前に買えば、次の瞬間には、含み損を抱えるなんてこともありえるからです。

そのため、最も投資にいいタイミングは、上昇仕切って価格が安定局面を迎えた時なのですが、そのタイミングを予想するのは、プロでも非常に困難です。

そのため、プロも使っている投資手法は、購入時期を分散して投資する方法です。
時期により額を決めて、少しずつ購入することでリスクを分散できます。
また、金利による上昇で購入額を決めておくのもいいかもしれません。金利が2.5%以上になったら、少しずつ金利上昇単位で購入していくと、こちらもリスクを安定して分散することができます。

安定した投資を行うためにも、一気に勢いで購入せず、時間×金利で分散することで、安定した利回りを得られることになります。

まとめ

今年最大の山場と言われる中間選挙ですが、為替という意味でも米国債投資という意味でも、中間選挙後のFRBの利上げ発表の方にに注目しましょう。
また、システムトレードを行っている方は、大きなトレンドが発生しそうなときは、一旦、ポジションの精算を行う方がよいでしょう。

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