スワップサヤ取り(アービトラージ)を徹底解説!スワップサヤ取りの仕組みとスワップ一覧表(9月16日)

「低リスクで、安定的に収益を稼ぎたい」というのは、ベテラン、初心者に関わらず投資家にとっての共通の願いです。

「低リスク+安定収益」を叶えるため、プロに運用を任せる投資信託や節税効果も期待できる不動産投資を考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、投資信託は手数料が高く手元に残る利益が少ないことが多かったり、不動産投資には手間や資金が多くかかったりと、「低リスク」「安定収益」の両方を手にすることが一般的に難しいのが現実です。

そこで、今回ご紹介したい「低リスク+安定収益」を実現できる投資 方法は、FXで通貨間の金利差を利用して行う「スワップサヤ取り(アービトラージ)」です。

FXを自分で運用できるから見えない手数料もなく、情報を知ってさえいればできる方法なので、投資初心者の方でも簡単に利用できます!

というわけで、トルコリラ、南アフリカランドなどの高金利通貨を、異なるFX業者で取引することで、相場変動のリスクを抑えながら、 安定したスワップ収益を実現する方法をご紹介します。

スワップサヤ取りの仕組み

「スワップのサヤ取り」は2つのFX会社を利用します。

あるFX会社で高金利通貨を買い、別のFX会社で高金利通貨を売ることで、相場変動による損失が発生するリスクを回避しながら、スワップの差額を収益として得る方法です。

はじめに、相場変動により損失が発生しないことを確認します。「買い」と「売り」を同時に行う場合、相場が変動すると一方で損失が発生しますが、もう一方で同額の利益が発生するため損益が相殺されます。

メキシコペソ円のスワップのサヤ取り:
取引内容 損益 損益合計
A社 10万ペソ買い ペソ円が円安に
5.5円⇒5.6円(+0.1円)
1万円の利益 0円
B社 10万ペソ売り 1万円の損失

次に、スワップポイント(金利相当)を確認します。一般的には、高金利通貨を買うとスワップポイントを受取り、売るとスワップポイントを支払います。

FX業者のスワップポイント:
取引内容 スワップポイント 損益合計
セントラル短資FX
ペソ円の取引
10万ペソ買い +130円 0円
10万ペソ売り -130円

同じ高金利通貨を買って売るだけですが、FX業者のスワップポイント差を利用して収益を上げることができます。

スワップアービトラージ-:
取引内容 スワップポイント 損益合計
セントラル短資FX 1万ドルの買い +130円 +20円
1万ドルの売り -130円
みんなのFX 1万ドルの買い +110円
1万ドルの売り -110円

例えば、セントラル短資FXでメキシコペソ円(MXNJPY、10万通貨)を買うと130円のスワップを受取り、みんなのFXで同じメキシコペソ円(MXNJPY、10万通貨)を売ると110円のスワップを支払います。

この結果、スワップポイントの差額 130円ー110円=20円 がサヤ取りの収益となり、その後は継続してスワップ収益を得ることができます。

同じ条件でスワップのサヤ取りを行うことが出来た場合、1年間で20円x365=7,300円の収益となります。

では、FX業者の高金利通貨(トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ)のスワップポイントを確認して、どの高金利通貨でどの程度の利回りが期待できるかを確認しましょう。

高金利通貨のスワップポイント一覧

FX業者による高金利通貨スワップポイント一覧(9月14日現在)

会社名  トルコリラ
(1万通貨)
南アランド(10万通貨) メキシコペソ (10万通貨)
みんなのFX 70/-70 120/-120 110/-110
Light FX 70/-70 120/-120 110/-110
GMOクリック(FXネオ) 67/-77 100/-110 110/-120
SBIFX 60/-65 110/-120 なし
ヒロセ通商 75/-105 150/-250 130/-180
JFX なし 150/-250 なし
DMM FX なし 110/-110 なし
セントラル短資FX 49/-69 70/-120 130/-130
FXプライムbyGMO 60/-90 110/-210 120/-220
アイネット証券 80/-97 120/-200 130/-280
外為オンライン(店頭) 90/-250 50/-250 60/-140

これら通貨をスワップの高い(赤)FX業者で買い安い(青)FX業者で売るスワップのサヤ取りによる収益を得ることができます。

例えば、南アランドでこの日最もスワップの高いヒロセ通商で買い、スワップの安いGMO クリックで売りの場合、ヒロセ通商から150円の受取り、GMO クリックには100円の支払いとなり、合計で 150-100=50円 のスワップ収益となります。

それぞれの通貨について、最もスワップの高いFX業者で買い、安いFX業者で売る場合のスワップ差額と、同じ条件で1年間運用した場合の利回りは以下になります。

スワップサヤ取りの年間利回り一覧(9月14日現在)

トルコリラ 南アランド メキシコペソ
スワップ差額 21 40 20
年間スワップ 7,665 14,600 7,300
証拠金*1 54,143 x 2 125,706 x 2 58,740 x 2
手数料相当 770 2,000 700
利回り(%) 6.37% 5.01% 5.62%

(*1)それぞれの通貨の証拠金は「具体的な運用例」を参照してください。

例えば、トルコリラでスワップのサヤ取りを行い、同じ条件で1年間運用をすることが出来た場合は、6.37%の利回りで運用することになります。

現在(2019年9月14日時点)は、トルコリラ、南アランド、メキシコペソの全てでスワップサヤ取りの利回りが高い(5%を超える)状況です。

明日から具体的にFX業者を利用したスワップサヤ取りの運用例をご説明します。