投資ビギナーでもわかる!日銀指し値オペの為替影響を考える

2018年7月30日、日本銀行は、指定した利回りで金額に制限を設けずに国債を買い入れる「指し値オペ」実施を発表した。
<Bloomberg記事https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-30/PCNJRQ6TTDS001

今月は、23日、27日に同オペレーションを実施しており、当月中に3回の指し値オペを2営業日連続で行ったことになります。

投資ビギナーさんの場合、なぜ、日銀が金利介入するのか、わからないということもあると思いますので、日銀が指し値オペを行う理由含め、今回の指し値オペがもたらす為替市場への影響を解説していきます。

日銀はなぜ金利上昇に介入するの?

金利が上がること自体は、日銀にとっても悪いことではありません。

FXマーケットでも、スワップ金利が高くなりますから、当該通貨が買われやすくなります。
<スワップ金利については、こちらの記事を参考にしてください>

ですが、日銀が容認できないと考えるライン以上に金利が上昇し続ける=容認以上の円買いを放置し続けることになるため、

日銀は、そのラインを超えると「指し値オペ」をして、長期金利を操作しています。

日銀はデフレを脱却するために指し値オペを行う

そもそも、日本は長い間、デフレ傾向が進んでいて、日銀はそれを脱却に力を注いできました。
今年に入っての日銀の黒田総裁の言葉を借りれば、「物価下落(デフレ)はなくなった」ということですが、今後の経済安定のためには、元々数年前から目標としている”2%のインフレ”という目標の達成が必要です。

デフレと為替の関係とは?

デフレのときは、お金の価値が上がり、物価が安くなります。

そのため、国民が価値が上がっているお金を使わなくなり、お金がマーケットに流れず、物が売れなくなるというスパイラルが起こります。
日銀は、デフレ下で経済活動を活発にするため、銀行の金利を下げることで、私たちが、銀行に預けているお金を外に出し、投資やモノを購入するなどの経済行動を促そうとしているのです。

つまり、指し値オペは、デフレ脱却のための施策です。

今回の指し値オペの結果、為替市場はどうなる?

7月30日、ドル円相場は、朝方に110円89銭まで下落した後、午後には、111円台前半まで上昇しました。

””30日午後の東京債券市場では長期金利が前週に続いて上昇し、一時約1年半ぶりの高水準となる0・110%に上がった。日本銀行は金利上昇を抑えるため、同日午後2時、国債を一定の利回りで無制限に買い入れる市場調節「指し値オペレーション(オペ)」の実施を通知。その後、金利は0・100%に低下した。””<朝日新聞デジタル引用

日銀の市場介入には、もちろん、一定の結果が出ていますが、あまりに頻繁な介入は、市場に悪影響を及ぼします。そのため、今後は、日銀の長期金利の許容範囲が緩和されるのではないかと予想されます。

市場では、日銀が掲げる金利0%目標からプラスに上昇することを許容するのではないかとも言われており、そうなると、単純に考えると、円高になりやすいと言えますが、

大幅に円高になると輸入で稼ぐ日本の大企業の営業利益に大きく関わるため、日銀は、大きく円高になるような方針ではなく、110円台を維持する程度の調整が行われるのではないかと考えられます。

まとめ

今回の指し値オペは、下記のように、7月23日長期金利が急激に上がったことに端を発しています。
日銀は急激な変化を好まないため、指し値オペをして、変化を緩やかにしています。
つまり、為替への影響についても同じで、急激な変化が起こらないようにオペレーションしていますから、
日銀のオペレーションによって、システムトレードをストップさせる必要があるような大きなトレンドが発生することは、今のところないと思われます。

ただし、今後、金利が上がる=国債価値が下がることにより、市場心理がどう動くかは、未知数なところがありますので、引き続き、市場の値動きに注目する必要はありますが、一旦、この指し値オペでの大きな値動きの変化はないでしょう。

Bloombergよりグラフ引用

 

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