スワップ狙いでFX投資をするのは有効ですか?

FX投資を行っている方の中には、スワップポイント狙いで新興国通貨の取引を行っている方もいるでしょう。

しかし、実際、スワップポイント狙いでFX投資を行うのは有効なのでしょうか?

今日は、スワップポイント狙いが資産を増やすという観点から有効なのかを調べてみました。

まず、スワップポイントってなんですか?

スワップポイントとは、金利差調整分と言われる2国間の金利差から得られる利益のことをいいます。

日本円は超低金利時代と呼ばれ、銀行に預けていてもほぼお金が増えることはないくらい金利が低い国ですが、世界には、高金利な通貨も存在します。
特に、新興国のようなまだ信用が確立していない国の通貨は、金利が高い傾向にあり、日本円のような低金利通貨を売り、新興国通貨のように高金利な通貨を購入すると、その金利の差額を毎日受け取ることができるのです。

スワップポイントは、金額こそ大きくはないですが、毎日付与されるので、大変魅力的な利益ですから、これを利用したいと思うのは人間の性ともいえますよね。

スワップポイントの落とし穴?

スワップポイントは、毎日付与されますから、ちりも積もれば山となる・・で、馬鹿にできない利益ですが、甘いばかりではありません。

気をつけるべきポイントを押さえておかなければ、かなり痛い目をみないとも限らない落とし穴もあります。

その1.スワップポイントは、もらえるばかりとは限らない

まず1個めの落とし穴は、スワップポイントがもらえるばかりではないということ!

スワップポイントはポジションを日をまたいで保有すると発生します。

そのため、円のような低金利通貨を売って、高金利通貨を購入すれば、ポイントが得られますが、逆に、高金利通貨を売って日本円や米ドルのような低金利通貨を購入すれば、その金利の差額を逆に支払わなければなりません。長期間保有するとなると、それなりにその支払額がかさんでしまう恐れがあります。

そりゃ、もらえるときにチリも積もればで魅力的な利益になるっていうことの逆のことが、日本円に戻すときには起こるということですね。

その2.価格変動の大きさによる含み損失に耐えられる?

先程もお話した通り、金利の高い通貨=新興国通貨(信用がまだ薄い)=価格変動が大きい(つまり、政治・経済・金融システムが不安定)

そのため、突然価格が急落することもあります。

今年の八月に急落して世界を慌てさせたトルコリラの暴落は記憶に新しいところですよね。
トルコリラは、過去20年価格が下がり続けている通貨であり、中東にほど近く、様々な政治的な思惑の渦に巻き込まれやすかったり、大統領が強権的だったり、アメリカとケンカしちゃったり、そんな諸々があっての下落だったので、予兆ありといえば予兆ありなのですが。
<詳しくは、こちらの記事から→暴落が話題のトルコリラ!今は買い時?今後を読み解く

新興国通貨は、ある日突然の政治的転換が起こりやすく、価値の暴落が起こりやすいリスクをはらんでいます。

ひとたび、ロスカットが発動すれば、時間をかけてためていたスワップポイントも相殺されてしまいますから、注意したところですね。

人気の高いメキシコペソや南アフリカ・ランドってどうなの?

トルコリラについては、以前記事にしましたので、<詳しくは、こちらの記事から→暴落が話題のトルコリラ!今は買い時?今後を読み解く>こっちから見ていただくとして、

その他にスワップポイント狙いで人気の高いメキシコ・ペソや南アフリカ・ランドは、アリかナシかをここでは解説していきます。

意外と堅調なメキシコ・ペソ!

実は、国債の格付け会社ムーディーズによるメキシコ国債の各付けは、「A3」となっていて、日本のちょっと下くらいなんです。意外に高いですよね。なんだったら、ロシアやスペインよりも上!

世界の消費大国アメリカと隣接してますから、アメリカ経済の恩恵を受けやすいという特徴もあります。
ただ、輸出の9割近くをアメリカに頼っているため、トランプ政権が打ち出した移民政策など、アメリカがノットフレンドリーになっただで、とたんにリスク倍増するという傾向に・・・
実際、トランプ当選後は、メキシコペソ/円は5円を割り込んだことも、、とはいえ、そんな通貨安対策として、メキシコ中央銀行が利上げを行っていて、まだ、金融緩和の体力がありそうなのは、プラス要素。

メキシコ大統領選後の市場が心配されていましたが、政策金利も7.75%と据え置かれ、インフレ率も落ち着いているので、「買い」といえます。

南アフリカ・ランドってどうなの?

2018年2月に大統領が交代し、就任したラマポーザ大統領の評判がよいことから、上昇が期待されています。
長期的には、今後成長が期待できるアフリカ大陸を代表する国のため成長への投資はいいですが、短期的には、やはり何が起こるか分からない読みづらさがあります。
レバレッジを低めにしてスワップ狙いで長期的な保有をするのはアリではないでしょうか。一時的な下落があっても、10円以上になる可能性は高そうです。

まとめ

スワップ狙いでFX投資を行うのは、もちろんアリですが、どんなリスクがあるのかは、理解をした上で行う方がいいでしょう。

同じ高金利通貨でも、長期的保有にも耐えられそうな通貨もあれば、短期保有向きの通貨もあります。その政治的・経済的背景を読み解きながら丁寧に投資を行うことがおすすめです。

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