FX投資:ユーロ円の特徴!特徴を知って取引通貨を選ぼう!(ユーロ円)

さて、前回は、”FX投資:通貨ペアの特徴を知って取引通貨を選ぼう!(米ドル円・ユーロ米ドル)”をお伝えしましたが、

本日は、その第二弾ということで、FX投資:通貨ペアの特徴を知って取引通貨を選ぼう!(ユーロ円)と題して、ユーロ円の通貨ペア特徴についてお伝えしていきます。

通貨ペアの特徴がわかれば、分からないから敬遠していた通貨にもトライしやすくなりますから、ぜひ、それぞれの特徴を押さえてくださいね!

ユーロ円についての解説の前に、まずは、ユーロ通貨、日本円の特徴についてそれぞれ解説します。

ユーロ(EUR)について

ユーロは、EU欧州連合の統一通貨として、1999年に誕生しました。
つまり、まだできて、20年弱の新しい通貨です。新しい通貨であるだけに、歴史が浅く、他の通貨に比べデータサンプルが少ないともいえますから、データという意味では注意が必要な通貨です。

ユーロ圏全体の人口は、アメリカよりも多く、市場規模は大きいので、アメリカに匹敵する経済圏を担う統一通貨として期待されました。

<引用先:wiki:ユーロ圏 https://ja.wikipedia.org/wiki/ユーロ圏>

ユーロ圏とは?

上記のユーロ圏の図とみると、(ユーロ圏は青)結構、飛び地になっている国もあったりしますし、非加盟国が独自にユーロを使っていたり、本当に不思議なというか、一筋縄ではいかない通貨であることがみてとれます。

国ごとにGDPも物価も経済状況も異なり、やりたい、もしくは必要な通貨政策も異なるようにも思いますが、通貨政策の主導権は自国政府ではなく欧州中央銀行(ECB)が握っているんです。

うーん、複雑すぎます。

ユーロの危険因子とも言われるPIIGS

そして、お次は、よくニュース報道などでも、ユーロを脅かす経済リスクを抱えている国々です。

P・・・ポルトガル
I・・・イタリア
I・・・アイルランド
G・・・ギリシア
S・・・スペイン

経済が安定している国からすると、上記の国々は経済発展を妨げる足手まといといえます。実際、2008年のアイルランドの銀行破綻、IMFによる巨額の融資や2010年のギリシャ問題(デフォルト危機)によって、ユーロ安相場が続きました。

こうして、ユーロ圏で政治的な問題が起こると、関係する国が多い分だけ、対応策が決まるまで時間がかかるため、ユーロ圏内で不安なニュースが起こると、ユーロ安が長引く傾向があります。これは、ユーロの大きな特徴です。

<引用先:為替ラボ 対円チャートhttps://円チャート.com/eurjpy/2007-2016-chart.html>

確かに、07年〜16年までの10年の値動きチャートをみると、対円でも、08年から12年までユーロが叩き売られているのがわかりますね。

とはいえ、こうしたユーロ安の裏では、世界有数の輸出国であるドイツは、輸出の価格競争が高まり、潤っているなんてこともあり、統一通貨の複雑さが更に伺えます。

なるほど、ユーロがどんな通貨なのかわかったところで、お次は、われらが日本円についても解説します。

日本円(JPY)について

有事の際や世界経済が低迷すると、円が買われる傾向にあると言われています。アメリカドルにも、そういったリスクオフ通貨の面がありますが、ドルよりもさらに円がリスクオフ通貨に使われます。

GDP世界第三位の国の通貨である円

1960年代に日本はアメリカに次ぐGDP世界第2位になりました。1990年代にはいるとバブルが崩壊し、少子高齢社会の問題やその後の中国の台頭などにより、現在は、世界第三位に後退していますが、世界的に高い水準を保っています。

余談ですが、ちなみに、このGDP3位は、あくまでも国全体の話であって、一人あたりのGDP順位でいうと、日本は、世界25位まで落ちているのが現状です。

こうした経済的な基盤から、信頼性の高い通貨として流通しているのが円です。

そのため、有事の際には、米ドルやスイスフランと並んで円が取引されることが多く、世界有数の債権国として、円が君臨していることが示されています。

では、ようやく本題です。

ユーロ円(EUR/JPY)

ユーロ円は、取引にはファンダメンタル・テクニカルとも有効で、基本通りの動きをする通貨ペアであるといわれます。

特に、東京市場が開いている間は、ニュースなどの影響が比較的少なく、チャートの動きなどテクニカルな動きで値動きが決まることが多くなります。

日本時間の15時〜16時代になると、ヨーロッパの市場が開き始めますから、値動きが激しくなるため、ユーロ円での取引を考えている人は、この時間の動きに注意が必要です。

好みの問題ではありますが、デイトレードよりもスイングトレードか長期トレード向きの通貨ペアと言われています。

また、取引するときには、ドル円・ユーロドル・ユーロ円を同時にみて、この3大通貨の力関係を把握することが重要です。

上昇しているときに、ドルが強くて買われているのか、はたまた円が弱くて売られているのかは分からないときも、ユーロ円が上昇していれば、円が弱くて売られているということが分かったりします。さらにユーロドルをみて、値動きが、横ばいであれば円だけが売られているという相場トレンドがわかります。

クロス円

ドル円以外の円との通貨ペアは、クロス円といわれます。

ユーロと円は直接取り引きできる通貨ではなく、ドルを挟んで取引が行われます。つまり、「ユーロ/円」のレートは、「ドル円」と「ユーロドル」のレートにより、自動的に決まります。

対して、直接の取引ができる通貨がユーロドルやドル円です。こちらは、ドルストレートと言われています。

為替取引の世界では、投機家たちは、ドルを主に取引していますから、ドルストレートの影響が強く、クロス円が謎の動きをするときには、ドルストレートが関係しています。

こうした背景もあり、クロス円は、初心者にはあまり向いていないと言われています。