【フィンテックビギナー日記:閉ざされた世界で躍進するAI技術②】

前回の「閉ざされた世界で躍進するAI技術①」では、躍進するヘッジファンドを裏から支えているのが最新のAI技術である、ということをご紹介しましたが、今回は、そんな<金融✕AI>の世界の中での日本の現状をご紹介します。

金融市場では、いまや、株式市場に限らず、為替でも先物取引でも、超高速ロボトレーダーが活躍しています。しかし、意外なことに、その中に日本製の優秀なロボットはいません。

東京証券取引所でも、超高速ロボトレーダーが取引可能なプラットフォームが導入されていますが、そこで活躍しているロボットのほとんどがアメリカから上陸したものといわれています。

日本のロボット産業を世界水準の中で見てみると、ヒト型ロボットという分野では先進的な開発を行い、世界をリードしているものの、金融のロボット化では、残念ながら大きな遅れをとっているようです。

ヒト型ロボットと言えば、ソフトバンクのPepparくんや、HondaのASIMO,トヨタのKIROBOminiなど、すでに実用化に踏み込んでいる事例もあることから、日本がロボット産業全般で強いというイメージを持っている方もいらっしゃると思われるため、金融のロボット化で遅れをとっている、と言われるとピント来ない方も多いでしょう。

(余談ですが、日本のヒト型ロボットの先進は、日本人が幼いころから、ドラえもんを見て育った影響が色濃く反映している気がしてなりません。日本人にとっては、ロボットというと、友達のようにコミュニケーションをとるものというイメージなのかもしれません。そのため、ロボットに心という命を吹き込む分野では、もしかしたら、今後も日本が先進していくのではないでしょうか。根拠は、ドラえもんですが、、、)

話を戻すと、様々な背景から、トレーディングに限らず、金融業全体におけるロボット化が遅れている日本も、国境のない、金融市場においては、そう遠くない未来に、これまでの日本の金融ビジネスの仕組みを大きく変えるようなロボット革命が起こるのは、避けられないというのが、大方の見方です。

次回は、金融市場のロボット化、とりわけ、トレーディングの超高速ロボット化によって、何が起こっているのか、資産運用の形はどう変化していくのか、をお送りします。

Written by Poco