シストレ初心者向け:バックテストの重要チェック項目はココ!

システムトレードにおいて、該当のEA(運用ロジック)が稼げるかどうかの判断は、バックテスト及び、フォワードテスト結果を確認するしか方法はありません。

バックテスト結果は、あくまでも目安ではありますが、EA(運用ロジック)の購入をするときに必ずチェックしたい項目です。

そこで、今回は、バックテストの重要項目についてご紹介します。

その① プロットファクター(PF)

裁量トレードでFXをこれまでやっていたという方の場合、これまでの運用でプロットファクターを気にしてきた方はあまりいないと思いますが、

システムトレードにおいて、儲かるEA(運用ロジック)かどうかを判断する指標として、プロットファクター(PF)は重要です。

プロットファクターとは、総利益額÷総損失額で計算され、

プロットファクターが1.0で利益と損失が同額という意味になり、プロットファクターが1.0よりも大きくなければ、プラスの収益を出せるEA(運用ロジック)ではありません。

運用にも通信費などがかかったり、EA自体が有料であったりしますから、いくらで運用するかにもよりますが、プロットファクターが1.5程度はなければ、運用に値するEA(運用ロジック)とは言えないかもしれません。

プロットファクターは1.5ということは、利益が15万のとき損失額が10万ということです。つまり、単純にいうと、損失額の1.5倍の利益が得られるEA(運用ロジック)です。

理論上は、プロットファクター値が高ければ高いほど、プラスが出せるEA(運用ロジック)となるのですが、実際は、あまりにも高いプロットファクター値がついているEA(運用ロジック)は注意が必要です。

あまりにも大きな値の場合、カーブフィッティングの可能性があります。

※カーブフィッティングとは、EA(運用ロジック)を過去の相場の結果に合わせて、過剰に最適化を施すことをいいます。

一般的にプロットファクターは、取引回数が少ない方が大きく傾向にあるため、

もし、同程度のプロットファクター値のEA(運用ロジック)の比較をするときは、十分な取引回数がある方が、より実用に値するEA(運用ロジック)といえます。

バックテスト期間

バックテスト期間が短いEA(運用ロジック)の場合、注意が必要です。

短期間で高いプロットファクター(PF)を出している場合、その期間に、うまくハマっただけという可能性があり、実際の運用では、勝てないEA(運用ロジック)であるということもありえますし、カーブフィッティングの可能性も高くなります。

そのため、バックテストは、ある程度長期間のテストがされている方がよりデータの信頼性が高いといえます。

できれば、最低でも5年程度はバックテスト期間があるものを選択する方がいいでしょう。

最大ドローダウン(DD)

最大ドローダウン(DD)とは、口座にある資産から最大でどれぐらいの損失が出たか、 という下落率を示しています。

最大ドローダウン(DD)は、EA(運用ロジック)のリスク管理をする上で欠かせない指標です。

口座にある資産が減れば、運用を行う際の必要証拠金に関わってきたりもしますし、その後の運用にも大きく影響を及ぼします。

最大ドローダウン(DD)は、これから更新していくものでもありますから、運用となると、バックテスト上にある最大ドローダウン(DD)よりも2倍程度のドローダウンの可能性の心づもりが必要です。

どんなに収益率が高いEA(運用ロジック)であったとしても、最大ドローダウンがバックテスト時点で40〜50%あれば、その倍のドローダウンの可能性を見越さなければならないので、実際に実用するのは難しいでしょう。80%のドローダウンが起こったらと考えると、ちょっと厳しいですよね。

たとえば、

① 年利:100%、最大ドローダウン:40%
② 年利: 50%、最大ドローダウン:10%

という2つのロジックがある場合、一見すると、年利の高さに①を選択したくなってしまいますが、ドローダウン40%は大きすぎるため、上級者であればあるほど、②を選択する人が多いでしょう。

ただし、資金量によって、①と②のドローダウン額と収益額が変わりますから、資金量とも比較して判断するのが望ましくはありますが、実際の運用ではその倍のドローダウンの準備が必要ですから、それでも、やはり40% は大きすぎますね。

最大ドローダウンは、大きくても10%程度内のものが理想です。

総取引回数

「総取引数」は、テスト期間中の取引の回数を表します。データの信頼性の観点(統計学)からは、少なくとも数百件程度の取引があることが好ましいと考えられます。取引回数は、テストの信頼性を表す重要なポイントの一つです。 <参照:シストレクラウド:バックテスト結果の見方>

勝率

取引全体のポジション(取引)数と勝率を表しています。ロジックの取引の特徴を表す指標です。勝率が高いほど、勝ち取引の割合や回数は多くなりますが、必ずしも収益性が高くないことには注意が必要です。
<参照:シストレクラウド:バックテスト結果の見方>

まとめ

システムトレードにおいて、バックテストはEA(運用ロジック)をチェックするための重要な指標になります。

EA(運用ロジック)を選択する際には、プロットファクターや最大ドローダウンなど重要項目をチェックし、推奨証拠金やその他も加味しながら選択しましょう。