投資初心者におすすめ!投資の基礎知識としての日本のお金の現代史

さて、先日、一流投資家が学んでいる教養!お金の近現代史①一流投資家が学んでいる教養!お金の近現代史②という記事を書きましたが、歴史は繰り返すといわれるように、カタチを変えて、歴史が回っていることが沢山あります。

一流の投資家こそ歴史をしっかり学んでいると言われますが、彼らは、歴史を教養としてではなく、投資の基礎知識として学んでいます。

また、歴史的背景を理解していると、なぜ、ドルしかストレートで為替購入ができないのかや、それぞれの通貨の強み等への理解も深まり、自身が為替投資をするときに役に立ったりもします。

そこで今回は、私達に身近な「円」という通貨の歴史を特集します!
過去に学び、教訓から明日の投資に活かしていきましょう!

戦後、ハイパーインフレと預金封鎖

ご存知のように、第二次世界大戦に破れた日本は、税収激減、財政赤字が深刻化し、インフレが加速しました。

そんなハイパーインフレへの対策として、預金封鎖が行われ、銀行の預金に出金限度が設けられることになりました。そして、そこで出金するお金は「新円」に切り替えられたのです。

名目上は、お金の流通量を制限し、インフレを抑制するのが目的と言われましたが、その実、国民の資産に課税して財源を確保することが狙いだったと言われています。

これにより、不動産や貴金属などにも課税されて、お金を持っている人ほど多くの資産を国に持っていかれました。

国は、戦争に負け厳しくなった財政を国民の資産で穴埋めしようとしたことになります。

今の財政赤字が膨らみ続けると、こんな過去に近しい政策などが発表されたりする可能性もあるかもしれません。この歴史を知ると、毎年膨らみ続ける財政赤字に恐怖を抱いてしまいますね。この歴史が繰り返されないことを願います・・。

その後、日経平均株価が1949年に誕生、1950年に入ると、朝鮮戦争が勃発し、戦争特需景気が起こり、ここから、高度経済成長期に入っていきます。

高経済成長期に突入

1951年サンフランシスコ平和条約が締結し、GHQの支配下にある状態から、主権を回復しました。
その後、高度経済成長期に突入すると、経済成長率は、なんと年率10%に及び、日本は、どんどん戦後の混乱期から回復。
神武景気の1956年度の経済白書では、 『 もはや 「 戦後 」 ではない』 と定義づけられました。

1960年、池田内閣や「所得倍増計画」を発表し、「白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機」が三種の神器として国民の消費ブームを巻き起こした。

そして、1968年GNPがアメリカについで2位になり、少しずつ経済が大きくなっていったのです。

ニクソンショックにより成長率低下

1971年のニクソンショックについては、詳細右記をご覧ください。一流投資家が学んでいる教養!お金の近現代史②
これまで、ドル円が固定レート360円で、貿易が好調でしたが、ニクソン・ショックにより306円に切り替えられ、(その後、変動相場制に移行)円安の優位性が弱まりましたが、ゆるやかな成長は引き続き続きました。

1973年第一次オイルショックでインフレ加速

第四次中東戦争をきっかけに、第一次オイルショックが発生し、戦後初めてGDPがマイナスになりました。
そして、狂乱物価といわれるくらい急激なインフレが起こります。トイレットペーパー買い占めとか、今も語り継がれていますよね。

そこで、政府は、財政支出の削減や公定歩合の引き上げを行い、翌年からは、3〜5%のプラス成長にスムーズに移行できました。

オイルショックで一時的に経済は混乱しましたが、比較的短期間にスムーズに経済は回復しました。

1986年〜バブル景気がスタート!

ブラザ合意により、円高が加速しましたが、(プラザ合意については右記記事を参照ください一流投資家が学んでいる教養!お金の近現代史②)

日本銀行は利下げを実施し、財テクブームを背景に、不動産が高騰しバブル景気が発生します。

1989年には、消費税が初めて導入されました。Pocoは、ジュースが100円で買えなくなった(103円になった)ことに対する衝撃を未だに覚えています。今となっては、当たり前に浸透し、8%どころか10%もありえると言われています。
税金は確実に上がっているからこそ、所得が上がった実感が薄く、好景気といわれても、バブル期のような高揚感や上向き感が薄いのでしょうね。

同年、1989年、日経平均株価が史上最高値38957円をつけます。

1990年代 バブルの崩壊

プラザ合意の円高対策として、利下げを行う等の金融緩和を行っていた日銀が、利上げなどの引き締めに転換したことをきっかけにバブルは弾け、株価が暴落し、多くの企業が倒産しました。

バブル崩壊の経済に与えた衝撃は大きく、その後の不景気は、「失われた20年」といわれるほど長く続きました。

1999年 世界初のゼロ金利政策を実施

バブル崩壊後の経済低迷のため、日銀は、金融緩和を余儀なくされ、ゼロ金利政策がとられることとなる、当初、早期に正常に戻すと仕切りに日銀は発言していたが、こちらもおもわぬくらい長引くこととなります。今も続いているくらいですから。

2008年リーマン・ショック勃発

記憶に新しいリーマンショックが勃発し、日本経済は、株価暴落と円高により大打撃を受けました。
2009年には、日経平均株価がバブル後、最安値(6994円)を記録!
今現在は、22000円を超えてます。

近年のバブルは、政策の影響でお金がだぶつき、実体を見ずに投資する人が増えていることによって引き起こされているといわれています。投資する上では、バブルに学ぶということも大切かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか。戦後のお金の歴史を見ていると、今の投資に学べることも沢山ありますよね。
教養としてだけでなく、投資の基礎知識として、これらを認識しながら投資ができたらいいですね。