システムトレードのバックテストとフォワードテストが実際の成績とズレるのはなぜ?

シストレで要となるEA(運用ロジック)を判断するときに、バックテストを参考にする人は多いですよね。

バックテストがEAを判断するのに重要な指標であることは間違いないのですが、

バックテストで運用成績がよいEAだからといって、実際の運用とは動きが大きく違ったりすることもあります。

そのため、フォワードテストという指標があわせて必要です。

どちらもEAを判断するために必須のテストではありますが、どちらも実際の運用成績と比較し、ズレがあることがあります。

そこで、今回は、バックテストとフォワードテストのズレがなぜ生じるかについて解説していきます。

システムトレードのEAのバックテストとはどんなもの?

システムトレードで使うために作られたEA(運用ロジック)のバックテストとは、

過去の相場データを基に、該当のEA(運用ロジック)の運用動作を確認するもので、EA(運用ロジック)購入の際の重要な指標になるものです。

バックテストと実際の運用にズレが生じる理由

バックテストは、過去のデータ上での成績にすぎませんから、実際の動きとは異なる可能性はあるものです。

ただ、あまりにも大幅にズレがあると、「なんで・・・?」と愕然としますし、今後何を信じてEA(運用ロジック)を購入すればいいかわからなくなりますよね。

バックテストの結果と実際に大きくズレが生じる場合、以下のことが考えられます。

バックテストの期間が不足していた

バックテスト期間が5年未満のものには注意が必要です。

バックテスト期間が短いものは、十分な検証ができていないという可能性があります。

十分なテスト期間があるEA(運用ロジック)にも関わらず、実際の運用と大きく差がある場合は、運用した年に何か大きな変化が起こる事柄が生じているという可能性もあります。

一時的な下落にすぎない(継続が足りない)

システムトレードの場合は、2〜3年程度の運用期間を経て、バックテスト結果と運用成績が合ってくるということもあります。

バックテスト期間が長いということは、それだけ、長期で運用した場合、テスト期間が示す結果と整合してくるものだからです。

なので、たまたま、該当EA(運用ロジック)動かしはじめが、最大ドローダウンのときにあたってしまったりすると、一時的に大きく下落し、少しずつまた、取り戻していくということもありえます。

いずれにせよ、システムトレード自体は、長期運用を想定しているものではありますが、ただし、投資ですから、自分の中の損切りラインはもっておくべきです。

あまりに想定を超えて、下がってしまうようであれば、EAを止めることを視野にいれましょう。

MT4バックテストの4本値のズレ

MT4のバックテストはティックと呼ばれる4本値(始値-安値-高値-終値)に基づいて値動きを再現する精度が高いと言われる方法がありますが、それでも、実際の値動きの順番とは違うということがありえます。

1番小さな1分足を用いたとしても、モデリングスコア(バックテストの精度をはかる方法)での精度は90%程度と言われています。

バックテストについては、どこまでいっても、100%の精度のものはありません。あくまでも参考値として用いる必要があります。

バックテストは参考値

つまり、バックテストは、どこまでいっても参考値に過ぎないと理解しておく必要があります。

フォワードテストとは?

一方、フォワードテストとは、現実のトレードと同様にテストすることをいいます。フォワードテストにより、過去のデータでの検証をするバックテストだけでなく、実際に該当のEAを運用した場合、どんな結果になるのかを確認することができます。

フォワードテストでも自分の運用と異なるのはなぜ?

フォワードテストの結果が、自分自身の運用と異なることがあります。

フォワードテストがデモ口座で行われている場合、約定やスリップページが発生しないため、実口座と必ずしも同じにならないことがあります。

また、実口座で行われていても、スプレッドやスリップが異なるため、結果にズレが生じることがあります。

たとえ、同じ証券会社であったとしても、運用金額によって約定したりしなかったりといったことが発生するため、同じ証券会社で運用していたとしても、やはり多少のズレが生じることがあります。

フォワードテストの結果が実口座での運用とズレる場合もありますが、原則として、ほぼリアルに近い動きをするはずです。

まとめ

バックテストにもフォワードテストにも、いくつかの理由により、実口座での運用と差が生じる可能性はあります。

ただし、基本的にフォワードテストの結果は、ほぼリアルの運用に近い動きをしているはずです。
そのため、バックテストは、あくまでも目安として確認し、やはりフォワードテストの結果を重視するのが良さそうですね。

また、該当のEA作成者が信頼できるかどうかを、バックテストとフォワードテストの結果の差が少ないところで判断する方もいるようです。

テスト結果の差が少なければ、稼げるEAのであるとはいえませんので、判断基準はそれぞれですが、バックテスト、フォワードテスト、口コミなどまんべんなく検証して、購入を決めるのが良さそうですね。